中古のスマートフォンやタブレットをリユースまたは廃棄する際、恐ろしいのは元のデータの情報が漏洩してしまう事態です。初期化したはずの端末のなかから元の持ち主の個人情報が予想だにしない流通先で見つかる。そうしたトラブルは現実に発生しています。弊社は2002年から官公庁や大手企業、大手家電量販店などのクライアントに対してデータ復旧事業とデータ解析・追跡(デジタルフォレンジック)事業を展開していますが、全消去したはずの端末にデータが残っているというケースを確認してきました。そうした背景から、データ復旧企業の視点で確実性と汎用性を兼ね揃えたスマートフォン向けのデータ消去ソフトを独自に開発しました。以下の5つの特徴を盛り込んだ新機軸のソフト、それが『MASAMUNE Erasure』です。
日本国産のデータ消去ソフトウェアである『MASAMUNE Erasure』は、スマートフォンのデータ消去とクラウド型ログ管理システムを提供します。データ消去アプリケーションをパソコンにインストールして、データ消去を行います。インストール後、USBポートを増やす事で、複数のスマートフォンを並行で一括消去できます。また、他のスマートフォン端末が消去中であっても、消去完了したものから取り外して、新しく消去予定のスマートフォン端末を設置し消去を開始することができます。
ブランドごとに仕様が異なるAndroid端末は、海外の大手消去ソフトでもサポート外になることが多く、対応する場合でも別途ドライバのインストールが必要になるなど作業が繁雑になることがあります。MASAMUNE ErasureはUnixベースでソフトウェアを構成しており、様々な仕様のAndroid端末でもネイティブサポートします。iOS端末と同様にスムーズな処理が可能です。また、国内企業だからこそ迅速なアフターフォローも実現。
データの消去は、MASAMUNE Erasureをインストールした“センター機器”(たとえばパソコンやスティックPCなど)にスマートフォンを接続することで行います。機器のUSBポートに直接つないで使うこともできますが、USBハブを中継すれば複数台の端末を同時に扱えるようになります。当サービスでは、20台以上の端末を一括消去可能です。接続したデバイスを自動消去する機能を備えているので、センター機器のディスプレイで各ポートの状況を監視しながら、消去が終わった端末から順に付け替えて消去作業を進める方法も可能。ストレージ容量が異なる端末が混在していても、効率的に作業可能。
完全にデータが消去されたデバイスでも、元の設定が原因で後々に不具合が生じる危険があります。たとえばiPhoneは「iPhoneを探す」設定がオンになったままデータ消去すると、アクティベーションロックがかかった状態となり、元のApple IDやパスワードがないと使用不能になります。Androidの「デバイスの保護機能」も同様の問題を呼び起こします。また、Jailbreak(脱獄)/root化した端末もデータ消去が正常になされません。MASAMUNE Erasureではこれらの状態を検知すると消去エラーを記録するので、正常な消去が済んだデバイスと区別できます
その他、消去後のデバイスがOSを自動アップデートしないように保護する機能も備えています。レンタル用デバイスなど、OSのバージョンを管理しながら運用する必要がある場合に便利です。
消去したはずのデータが復元されて大問題に発展するとしたら、それは消去作業が済んでしばらく後のことになります。そういう意味で、消去ソフトは消去作業後にいかに信頼できるかが本領といえるでしょう。MASAMUNE Erasureは、端末のデータを消去した日時や担当者などの情報をクラウド画面「EvidenceCenter」でいつでも管理できる仕組みを採用しています。
EvidenceCenterにログインしていただくと、デバイスごとに「いつ」「どこで」「誰が」消去したのか簡単に調べられます。消去作業の開始時と完了時、エラー発生時にログを自動アップロードするため、事前事後の状態を比較して処理の状況を確認できる仕組みです。また、作業情報をまとめた消去証明書も発行できるので、責任の所在がいつでも明確にできます。
消去証明書の企業ロゴや企業広告バナーの変更もできます。消去ソフトのOEMでの提供、消去エンジンのライセンス契約提供も可能ですので、お気軽にご相談ください。
>> 詳しくはこちらこれまでブレイバー社ではデータ復旧事業とデータ解析・追跡(デジタルフォレンジック)事業を行ってまいりました。その事業を行っている中で、データ消去したはずのスマートフォンや携帯電話に、データが残されていることがある事が解ってきました。また、パソコンに留まらずインターネットショッピングなどをはじめとするサービスにおいて登録された個人情報が携帯電話やスマートフォンのデータも消去されていないなどのケースもあり、多くの人の個人情報の保護のため、データ消去技術を開発する運びとなりました。それだけではなく、スマートフォンや携帯電話を買取、リユース市場に流通させる業者は日本には多く存在しており、日本のスマートフォンならびにガラパゴス携帯のリユース市場の潜在的なマーケットは多いに期待できるサービスであると思っています。
日本のデータ復旧技術者、携帯電話技術者、クラウド設計技術者達のチームで開発された消去プログラムです。日本人技術者ならではの新設・迅速なサポート対応を行います。
WindowsベースではなくUnixベースでソフトウェアを構成している為、Androidデバイスの他社消去ソフトにおいてドライバなどのインストールの手間を削減する事が可能です。
USB接続により20台以上ものデバイスを一括消去する事が可能です。USBポートの監視機能、オート消去機能も付いているので、本体の画面とUSBケーブルの抜き差しだけによる消去に対応。作業工数を削減する事が出来ます。
他社海外製消去ソフトでは消去できないAndroidデバイスに関しても消去する事が可能です。
iOSの消去については各社が持つApple社仕様のデータ消去方式を当ソフトも採用をしていますが、それ以外に端末上のリセットの消去ログを転送する仕組みも持っています。その為、早期アップデートを行う事が出来ないレンタル会社向けなどのレンタル用ハードウェアの資産管理などにも利用する事が可能です。
当ソフトはデバイスの消去中に開始の消去ログと終了の消去ログを取り込み、完全に消去されていたかクラウド上にて比較する機能を搭載しています。
消去ソフトからそれぞれのデバイスに対してアプリケーションを流し込む事によって、内部から消去を行う事が可能です。
USB接続で接続を利用し、本体内の消去アプリケーションの監視を常時行います。その為、消去中に起きたエラーなどを監視する機能を有しています。
消去の開始、終了をクラウド側で監視する事が可能です。またエラー内容をクラウドに転送させる事により不具合のサポートの迅速化を行うことが出来ます。
当ソフトの強みはクラウド上ですぐに消去ログを発行出来る仕組みを持っています。本来、USBメモリなどにログを吐き出し所定のフォーマットに切り取り、貼り付けをしている時間のコストをカットさせる事が出来ます。独自テンプレートにも対応をしていますので、お問合せください。
消去後、クラウド上にある管理コンソールEvidenceCenterにログインを頂くと 消去ログの閲覧、ユーザー管理、消去証明書の発行をワンクリックで出力する事が出来ます。
EvidenceCenterの機能は以下です。
管理者権限でログインをして頂く事によって、作業担当者(作業拠点)などのユーザー追加・削除を行う事が出来ます。
消去証明書に出力される欄は以下です。
レポート情報 | データ消去結果 | デバイス詳細 |
---|---|---|
レポートID | 処理ソフト(※) | 端末ID |
レポート発行日 | 処理内容 | メーカー |
電子署名(※) | 容量 | プロダクト名 |
作業担当 | 消去開始日時 | シリアル番号 |
消去終了日時 | IMEI/MEID | |
処理時間 | モデル番号 | |
ステータス | 端末種別 | |
責任者サイン欄 | OSバージョン |
※電子署名は消去証明書の改ざん防止の機能として搭載しています。
※消去ソフトは消去エンジンの内容が表示されます。
証明書のデザイン、ロゴなどの変更は可能です。
MASAMUNE Erasureは、ライセンス使用料の後払い方式を採用しています。料金プランは以下のように、データ消去数に応じて複数用意しているので、最適なスケールのものをお選びいただけます。